MENU

【給湯器交換の選び方】オートとフルオートの違いとは?号数・エコジョーズの意味も解説し、我が家に最適な一台を見つける方法

目次

カタログの専門用語、きちんと理解できていますか?

いざ給湯器を交換しようとカタログを見たり、業者から説明を受けたりしても、「オート?フルオート?」「号数って何のこと?」「エコジョーズって、本当にそんなにお得なの?」といった専門用語の数々に、戸惑ってしまう方は少なくありません。

給湯器は、一度設置したら10年以上は毎日使い続ける、暮らしのパートナーとも言える大切な設備です。自分に合った機種を選ぶ知識は、満足度を大きく左右します。ひいては、的確な要望を伝えられるようになるため、「おすすめの給湯器交換業者の選び方」においても非常に重要なスキルとなります。

この記事では、給湯器選びで必ず出てくるキーワード「オート/フルオート」「号数」「エコジョーズ」について、それぞれの意味と特徴を徹底的に解説します。

お風呂の快適さが劇的に変わる!「オート」と「フルオート」の決定的な違い

追い焚き機能付きの給湯器は、機能によって「オートタイプ」と「フルオートタイプ」の2種類に分かれます。価格差は1万円〜2万円ほどですが、毎日のバスタイムの快適性に大きく関わってきます。

共通の機能

  • 自動お湯はり: スイッチひとつで、設定した湯量・温度のお湯はりを自動で行います。
  • 自動保温: お湯の温度が下がってくると、自動で追い焚きをして設定温度をキープします。
  • 追い焚き: 冷めてしまったお湯を、再び温め直します。

フルオートタイプだけの便利な追加機能

  • 自動足し湯機能: 浴槽のお湯が減ったことをセンサーが検知し、自動的に設定した水位までお湯を足してくれます。家族が多く、順番にお風呂に入るご家庭で「お湯が少なくなってる…」というストレスがなくなります。
  • 追い焚き配管自動洗浄機能: 浴槽の栓を抜くと、追い焚きで使われる配管内を新しいお湯で自動的に洗浄してくれます。皮脂汚れなどが溜まりやすい配管を清潔に保てるため、衛生面を重視する方に大変喜ばれる機能です。
  • 入浴検知による自動沸きあげ機能: 人が入浴したことを検知し、ぬるさを感じ始めると自動で追い焚きを開始してくれる機種もあります。いつでも快適な湯加減を保ちます。

どちらを選ぶべき?

  • オートがおすすめな人: 「基本的な機能があれば十分」「少しでも初期費用を抑えたい」
  • フルオートがおすすめな人: 「家族の入浴時間がバラバラ」「いつでも肩まで浸かれる湯量を保ちたい」「配管の衛生面が気になる」

家族の人数で選ぶのが基本!給湯能力「号数」の正しい選び方

「号数」とは、給湯器がお湯を作り出す能力のこと。「水温+25℃のお湯を1分間に何リットル出せるか」を示しています。この号数が大きいほど、一度にたくさんのお湯をパワフルに使うことができます。

号数と家族構成の目安

  • 16号:1~2人暮らし向け
    シャワーを浴びながらキッチンでお湯を使うなど、2ヶ所同時に使用すると湯量が弱まることがあります。一度にたくさんのお湯を使わないご家庭向けです。
  • 20号:2~3人家族向け
    キッチンとシャワーの同時使用も、ある程度こなせます。バランスの取れた号数です。
  • 24号:4人以上の家族、お湯をたくさん使う方向け
    2ヶ所同時に使用しても、お湯の勢いが落ちにくく快適です。冬場でもパワフルな給湯能力を発揮します。

選び方のポイント

まずは、現在お使いの給湯器の型番を確認し、号数を調べてみましょう。もし現状で「シャワーの勢いが弱い」「冬場にお湯の出が悪くなる」といった不満がなければ同じ号数を、不満がある場合はワンサイズ上の号数を検討するのが賢い選び方です。

ガス代が安くなるって本当?「エコジョーズ」の仕組みとメリット

「エコジョーズ」とは、少ないガス量で効率よくお湯を沸かすことができる、省エネ性能の高いガス給湯器のことです。

エコジョーズの仕組み

従来の給湯器では、お湯を温める際に発生する約200℃の高温の排気ガスを、そのまま空気中に捨てていました。エコジョーズは、この捨てていた排気熱を再利用(二次熱交換器)して、水をあらかじめ温めることで、ガスの使用量を抑える仕組みです。

メリット
  • ガス代を約13~15%節約できる: ガスの消費量が減るため、毎月のガス代を大幅に節約できます。4人家族の場合、年間で約15,000円~20,000円もお得になるケースがあります。
  • 環境にやさしい: CO2排出量も削減できるため、環境負荷の低減にも貢献できます。
注意点
  • 本体価格が高い: 従来型の給湯器に比べて、本体価格が2万円~5万円ほど高くなります。
  • ドレン排水工事が必要: 排気熱を再利用する際に「ドレン水」という酸性の

長期的に見れば、ガス代の節約分で本体価格の差額を十分に回収できるため、現在ではエコジョーズを選ぶのが主流となっています。

10年後を見据えた、後悔しない給湯器選びを

給湯器は、決して安い買い物ではありません。だからこそ、10年後の暮らしまで見据えて、ご自身の家族構成やライフスタイルに最適な機能・性能を備えた一台を選ぶことが大切です。日々の使い勝手やランニングコストをしっかり考え、満足のいく選択をしてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次